未来へ 忍人←千尋


未来へ 生きるって何かな。 私はずっとそう思ってたよ。 生きるって何かな、ただ息をしてごはんをたべて、動くこと? それとも、 何かに突き動かされて、思うままに動くこと。 たとえば、それが命すら縮めることになったとしても。 私はね、前の世界で夢をかなえるために頑張りなよ、とか、 周りがなんていったって自分の道を信じたらって友達に言ったことあった。 でも、さ、それって命があるからなのかな。 それとも生きてるって感じれるならば、それでいいのかな。 エゴは邪魔する。彼のしたいようにするのをね。 でも、彼が死ぬのを考えたらどんな悪者になれるっておもったよ。 だって、好きだから。 でも、今この距離。 彼の生きてるのに、つまらなそうな顔。 なんだか間違えたみたいに感じちゃう。 あの日近づいたように感じてた距離を離したのは私だったのに。 突き放したのは私だったのに。 未来は続いてるはずなのに私には切なくて。 それでも生きていてくれてありがとうって思うの。 だって、触れれなくてもその姿があって、暖かいから。 あの日、あの日あの日選択したことは間違っていたかもしれない。 でも、かれがそのために命を落とすなら、私は何度だって選ぶだろう。 生きているって、なんなんだろう。 それでも、幸せになるためだ、きっと彼が生きているのは。 幸せになってほしいな。 龍に祈る言葉がそんなことでだめな女王だけど、 私は逆に、彼の命があるならば、私が死んだっていいって思ってる。 だから、未来へ。 ゆっくりでもいい、未来で歩き出していこう。 お互いの人生という糸が絡むことなくても。



私はふっツーに一回目、 女王口調で命令しちゃった。 だからなんだかこんな終わりもありだなぁっておもえてて。 これから続き的に書きたい話もあるんだけどなぁ。 てか明るい話しかこうよ自分。
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